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キャリアアップにつながる資格
50代から資格取得を目指す場合、キャリアアップにつながる資格かどうかも考慮して選びましょう。
キャリアアップとは、仕事の能力を高めて現状よりも高い地位についたり、収入がアップすることを指しますが、資格取得によって専門的な知識や技術が身に付くため、転職の際も有利になります。
ここでは、50代からのキャリアアップにつながる、おすすめ資格をご紹介します。
得意とする分野や将来の目標などを考慮しつつ、資格取得の計画を立ててください。
簿記検定
どのような職種であっても、またどのような企業であっても、経理・会計の知識を証明できる「簿記検定」の資格取得者は、必要とされています。
また、全国どこでも高い需要があるため、転職や部署異動などでキャリアアップし、より良い条件で働くことも可能な資格です。
簿記検定は、いくつかの種類がありますが、その殆どが受験資格が設けられていないため、誰でも受験できます。
中でも最も知名度が高く受検者が多い「日商簿記」は、基礎を身に付けるなら3級を、キャリアアップを目指すなら1級または2級の取得がおすすめです。
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ITパスポート
「ITパスポート」は、ITの基礎的な知識を有していることを証明する国家資格です。
日本では、IT業界の人材不足が叫ばれて久しいものの未だ解消されておらず、今後ますます深刻化することが懸念されていますが、IT関連の入門の資格とも言えるのが「ITパスポート」です。
IT業界とは、「インターネットWeb業界」「通信インフラ業界」「ソフトウェア・ハードウェア業界」「情報処理サービス業界」などを指しますが、このような業界でキャリアアップを目指したい方は、まずは「ITパスポート」の資格を取得し、その後、業務に応じて専門的な資格を取得するのが効率的です。
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基本情報技術者
「基本情報技術者」は、最も基礎的な情報処理に関する資格で、プログラムの設計から開発、単体テストまでの過程を行います。
ITエンジニアの登竜門ともいえる国家資格ですが、IT業界で働くために必要な基本的知識や技能を持っていることの証明になります。
さらにキャリアアップするためには、基本情報技術者の上位資格である「応用情報技術者」の資格取得がおすすめです。応用情報技術者は、技術から管理・経営まで、幅広い知識を持っていることの証明になります。
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TOEIC
海外との取引が多い企業では英語力が重視されますが、その英語力を判断する基準として広く認知されている資格が「TOEIC」です。
一般に履歴書に書ける TOEIC スコアは600点と言われていますが、商社に転職するならスコア700点以上を取っておくと有利になります。
さらに英語力でキャリアアップを目指すなら、スコア800点以上を保有することにより、昇進・昇格につながる可能性が高くなるほか、海外出張や外資系企業への転職も視野に入ってきます。
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医療事務
医療事務の仕事は、病院やクリニックの受付などで患者さんの対応をしたり、医療費の計算や診療報酬の請求などを行うことですが、安定して長く働くことができ、特に女性に人気となっています。
医療事務として働くために、必ずしも資格が必要というわけではありませんが、資格を取得しておけば自分の知識やスキルの証明にもなり、資格手当が付くなどキャリアアップも目指せます。
医療事務資格には多くの種類がありますが、「医療事務検定試験」と「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)」が受験者数も多く人気があります。
ファイナンシャルプランナー(FP)
銀行や証券会社、保険会社、金融関係などで働いている方におすすめの資格が「ファイナンシャルプランナー(FP)」です。
ファイナンシャルプランナー(FP)の仕事は、税金や保険・年金・資産運用・貯蓄・社会保障・相続などに関して、顧客のライフプランに沿った効果的な助言や提案を行うというものです。
特に経験豊富な中高年世代に人気の資格となっており、資格取得後はキャリアアップに生かせる他、転職や再就職にも役立ちます。
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管理栄養士
管理栄養士は、「栄養士」のワンランク上の資格で、「食」についての専門的な知識を持ち、給食管理や栄養指導を通して人々の健康維持のサポートをする役目を担っています。
病院や学校、社員食堂、介護施設、保健所などで、栄養指導や献立作成、集団の食事の管理指導などを行いますが、一般的に栄養士よりも高い収入が見込まれます。
「栄養士」の資格を持っている方は、「管理栄養士」の資格を取得してキャリアアップを目指してみましょう。
介護支援専門員(ケアマネージャー)
通称ケアマネジャー(略称ケアマネ)と呼ばれている介護支援専門員は、介護保険制度の中心的な役割を担っている国家資格で、介護関連の仕事に携わっている方のキャリアアップとしてもおすすめです。
介護支援専門員は、介護保険利用者の中で要支援・要介護と認定された人に対して、介護支援計画(ケアプラン)を作成し、それに基づく各種介護サービスを実施するほか、介護全般に関する相談や援助、介護保険の給付管理等も行います。
主な勤務先は、居宅介護支援事業所や地域包括支援センター、地方自治体や民間業者の介護サービス施設、特別養護老人ホーム、介護老人福祉施設等ですが、超高齢化社会の日本ではなくてはならない存在です。
販売士
「販売士」は、顧客のニーズにあった最適な商品の提供、商品の開発や仕入、販売、物流までを効率的かつ効果的に行うことができる「販売のプロ」を認定する資格です。
流通業界の他、製造業や卸売業、サービス業、小売業などで働いている50代の方のキャリアアップにも「販売士」の資格は有効です。
「販売士」の試験は、2015年度から「リテールマーケティング(販売士)検定試験」に変更されましたが、合格者の称号は、従来通り「販売士」となっており、1級から3級までの3つのレベルに分かれています。
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