50代からの学びの道

働く事と学ぶ事

超高齢化の波と低経済成長の現代日本では、働く環境も大きく変化してきています。

正社員として企業に勤めていれば安心という時代でもなく、非正規社員であっても特殊なスキルや資格があれば、時代の波を乗り切れる可能性が高くなっています。

働く事と学ぶ事は、微妙にリンクしていると言えます。

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何歳まで働くかを決めるのは自分

民間企業の法定定年年齢は60歳となっていますが、高年齢者雇用安定法により65歳まで働けることになっています。

また、公務員の場合は国家公務員法等改正案により、定年が段階的に65歳に引き上げられるため、いずれは民間企業でも65歳定年の法制化が予想されます。

日本では、「元気なうちは働きたい」という人が多くなっていますが、「生活のために働かざるを得ない」という人も多くなっています。
公的年金支給開始が65歳からになっており、いずれは70歳からに引き上げられる可能性があるからです。

しかし、何歳まで働くかを決めるのは、あくまでも自分です。

本当に遣り甲斐のある仕事に出会い、生涯現役を通すことができれば、それも幸福な人生と言えます。
また、定年を待たずにリタイアし、今までやりたかったことに没頭するのも、幸福な人生です。

何歳まで働きたいか、どんな老後をおくりたいか、50代のうちにアウトラインだけでも決めておきましょう。

 

キャリア自律が求められる時代

令和時代の今、「キャリア自律」の流れが加速しています。

「キャリア自律」とは、一人ひとりが自分のキャリアについて主体的に考え、学びながらキャリア開発を行っていくことを指します。

従来の日本では、企業側が社員教育や社員研修などを行いながら、人材として育てて行くという方法が取られていましたが、急激な社会情勢の変化に対応するためにも、今後は自らキャリアを高めようという意識を持つことが求められます。

そして、50代であっても、60代であっても、このような社会の変化に無関係ではいられなくなっています。

また、厚生労働省では「働き方改革実行計画」 を踏まえ、副業・兼業の普及促進を図っており、個人の働き方や生き方が多様化しています。

自ら学び、得意とする分野でキャリアを高めておけば、ひとつの企業に依存することなく、さまざまな働き方に対応して行くことができます。

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どこにいても働ける環境の構築を

コロナ禍に見舞われた2020年以降、急速にテレワークが普及し、オフィスが縮小するなど、個人の働き方も大きく変化してきました。

今までパソコンやタブレットなどに縁がなかった50代の方にとっても、テレワークをやらざるを得ない状況になりつつあります。

しかし、これを機会にネット環境を整え、パソコンスキルを身に着けることができれば、今後の人生にとって非常に大きな収穫を得ることができます。

会社にとっても必要な人材になるほか、テレワークができれば、都会にいても地方に引っ越しても仕事を続けることができるからです。

さらに副業として在宅ワークをすることも、定年後にフリーランスとして活躍することも可能になり、独立起業をする場合でも必ず役に立ちます。

 

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